振り返ると、いつも私には看板がついていた (振り返り1)
人生の最初から看板が私を支えてくれていたのかも…
地元では「優秀」と言われる高校に入学し、現役に「ぼちぼち優秀」な大学に合格。
就職氷河期に有名どころに就職した。
名刺を出せば、周囲はちやほやしてくれたし、親も大満足。
何となく働いてきたけど、給料はちゃんと右肩上がりだった。
転勤が数年に一度あるのは、ちょっとつらいけど…と思う程度だった。
転機は突然に。抜擢と言われたけれど・・・のんびり働いていたある日、突然の異動命令。
国際部門へ異動とのこと。
「国際」ってなんて素敵な響き〜と能天気なことを思っていたら、月の半分、途上国への出張する毎日が待っていた。
やりがいはあるけど、自分の時間は全くなかった。
土日も夜もホテルの自室だけ。
食事も一人か、同僚と、選択肢の少ないレストランから選ぶ毎日。
食べたくもないものを食べ、飲みたくもないぬるいビールを飲み、同僚の愚痴に愛想笑いをする毎日。
「私、何しているのだろう…」と思い始めた。
突然は一度で終わらない…「海外赴任をお願いします」と言われて、あと2年と踏ん張る
出張よりは意外とつらくなかったです、海外赴任。
やはり仕事とプライベートを分けて生活することができたからだと思う。
それでも、日本にいる家族、友人にはなかなか会えず、
東京で繰り広げられている様々なイベントをweb上から覗き見していると、
「はぁ、私の時間を私の好きなように使えないなんて、理不尽だわ」
などとつぶやくようになっていた。
やっと赴任先から帰国。でもまた海外出張の日々。「もーやめたいです」と上司に嘆願。
TOKYOライフを満喫するぞ〜と目を輝かせて帰国。
ちょっと家賃は高いけど、都心駅近の賃貸を借りて、プライベートを充実させようと意気込んでいたら、配属先は以前と同じところ(ありがち…)
毎月10日くらいにパッキングして出国、
25日くらいにアンパッキングして帰国、
10日間くらい東京にいて、また出発準備…の毎日。
祝日も土日もカンケーなく、出張は毎月続く。
「もう限界です」と上司に嘆願したら、「わかった」と言ってくれた!
やったー!!
次の異動まで頑張るぞ、とモチベーション上がった。
(振り返り2につづく)